
不登校の高校生に多いHSPについて紹介します。
不登校の高校生に多いHSPとは?
HSPとは、感覚が過敏な人のことを指します。

ハイリー・センシティブ・パーソンの略です。
私たちが普段気にならないような音、光などに敏感なため、ストレスを感じやすくなるようです。
HSPの症状
HSPの症状は、人によってさまざまです。
音に敏感な人、光に敏感な人、空気感に敏感な人、HSPの過敏さは人によって違いますが、感覚の過敏さがストレスに影響します。
- 体が疲れやすい
- 心が疲れやすい
- 人付き合いがしんどい
- 自分のことが嫌になる
感覚が鋭いために人と合わせるのが上手だったりもしします。
でも一見、人とうまくやっているように見えても本人的にはかなり無理をしていることもあります。
無理して人に合わせているので、疲れてしまうのです。
疲れが回復しないまま、また無理をするような状況になれば学校に行くのがつらくなったり、人と会うのがしんどいと感じるようになります。
また、周りの人が普通にできることをできないことが続くと、自分のことが嫌いになることもあります。
自己嫌悪が続くと、大きなストレスになります。
HSPになりやすい人は?
HSPは感覚が過敏な人の特徴です。
小さい頃から人見知りだったり、新しい場所が苦手だったり、繊細な人がHSPになりやすいと言われています。
高校生HSPの対処法は?
HSPは大きな音が苦手だったり、強い光を苦痛に感じることがあります。
耳栓をしたり、サングラスをかけることでストレスを軽減することができると言われています。
高校生にとってサングラスは目立ってしまって余計にストレスになるかもしれません。
でも耳栓は目立たないタイプのものありますし、イヤホンをして「音楽を聴いている風」を装うこともできます。
HSPは感覚が鋭いため、音や光だけでなく、人間関係の空気感もキャッチし過ぎることがあります。
自分に向けられた感情だけでなく、人に向けられた感情も敏感にキャッチしてしまうためしんどくなってしまうのです。
例えば、クラスで自分が怒られているわけではないけどクラスメイトが先生に怒られている姿を見てしんどくなってしまうなどです。
HSPの過敏さはストレスにつながるので、自分が許容できる範囲の人間関係に調整することが必要です。
今の状況では人間関係のストレスが大き過ぎると感じるのであれば、人間関係が減らしましょう。
通信制高校では人間関係のストレスを減らすことができます。
もし通信制高校の中でも人間関係が気になるようなら、通信の先生に相談してみてください。
登校日数が少ないのが通信制高校の特徴なので、もう少し人と関わる機会を減らせないか、一緒に考えてくれると思います。
HSPは、気合いで治せるとかではないので、自分が生きやすい環境を調整していくことが必要です。